本を”ただ”読んでも何も身につかない

先日、3/14、15に受講したSIYというセミナについて書きました。

上記でも紹介していますが、

SIYはグーグルのエンジニアであるチャディー・メン・タン氏が

幸福を得る為に生み出したメソッドを研修プログラムとして体系化したもので、極端な言い方をすれば

仏道の概念をエンジニアをはじめとする仏道に関連のない人々にわかるような言葉で翻訳したもの

と表すことができます。主体は瞑想で、そこから得られる効果を脳神経科学の分析結果を用いてロジカルに説明する、という内容です。

SIYの書籍 サーチ! を読んで

さて、そのメン氏はSIYについて本を書いています。

原著がコチラ↓で

日本語版がコチラ↓です。

この日本語版の本「サーチ!」は昨年の9月ごろに購入して一度流し読みした程度でした。

そのときの感想は「ふーん、要するに瞑想しろってことね」でした。

そして、今回セミナーを終えたのちに改めて読み返したのです。

すると、セミナーで聞いた話の7割くらいがこの本の中に書いてあることに気づきました…

たとえば

    • 世界一幸せな人、マチウ氏について
      (幸福度は左前頭前野の活性度合によって測ることが可能である。瞑想のベテランが異常に高い活性度合いを示した)
    • テクノロジー部門で優れた人材が持つ6つの能力は
      1. 強い達成意欲と高い達成基準
      2. 影響を与える能力
      3. 抽象的思考力
      4. 分析能力
      5. 難題を引き受けるイニシアチブ
      6. 自信

の6項目であり、そのうちIQに属するものは3項と4項の2つだけ。他の4項目はEQ(心の知能指数)に属する。つまり、頭がいい人が優れたリーダーになる訳ではない。

    • 各種瞑想の方法と効用

などなど。

読んだつもりになっている本

今回とった行動

  1. 本を読む
  2. セミナーを受ける
  3. 再度本を読み返す

の3の段階で

「セミナーで受けた内容のほとんどが書籍中にのっている」

と気づいたことで「いかに自分が読んだつもりになっていた」のかということを再認識。

本を一度読んだからと言って身につくものはほとんどなく、

本の内容を身に着けるためには

  • 読みながらメモを取る。そしてそのメモを定期的に読み返す。
  • 何度も何度も繰り返し読む
  • 本の内容を実践する(全部でなくてよいので、何か一つだけでも)
  • 著者の主張を文章にしてまとめる

といった行動を起こさなければならんと感じています。

私にとって、読書という活字に触れる行動には「ただそれだけで満足感を得てしまう」という要素があるため注意しなければならず、

何か一つでも気になるところがあったらそこで読むのをやめて、そのアイテムを実践して身に着ける位の意気込みで行動を起こす癖をつけます。

まずは迷走ばかりせずに瞑想から。

今日の学び

【本をただ読んでも何にもならない】

=====

編集後記

iPhone6のガラス割れを修理すべく

最寄りのAppleストアをサーチしてます。

一日一新:

ひめトレ

ポテチのりしお

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