2/4(土)、5(日)の二日間をかけて長い距離走ってみた。
東京は田園調布から、静岡は清水駅まで走るという企画。約152km。
結果はこんな感じ↓
2/4 0:00 田園調布駅前からスタート
2/4 17:00 御殿場市のサウナで仮眠
2/4 21:00 サウナからスタート
2/5 3:30 沼津駅付近で中止。
走行距離は大体126km。
当初の目的だった清水まではたどり着けず、沼津で力尽きる。
ちなみにスタートから力尽きたポイントまでは最短で110kmなのだが、
道を間違えたり、歩行者進入禁止で迂回したりで、予定よりも距離が16kmも伸びてしもうた。
さて、当初の予定を達成できなかったのは残念だが
この二日間を振り返って真っ先にでてくるのは「楽しかった」の一言につきる。
このブログを更新している今現在、体は疲れているけども頭は非常にすっきり。
自然と前向きで、やる気がみなぎっている感じ。
世の中の皆に
「頭が疲れているときは走ればいいよ!!」
と伝えて走り回りたいくらいである。
足痛いからはしれないんだけど。
今回はこの記憶を留めておくための更新。
目次
コースとか
今回実際に走ったルートは下記の通り。
GPS腕時計の電池が切れたので、途中スマホのランニングアプリを使ったりしている。
田園調布から秦野まで約61.8km
0:00 田園調布
スタート時。こんなふざけたポーズをとれるくらい余裕である。
深夜、246号をひたすら南下。
大型トラックが隣を通り過ぎると、ものすごい風が吹いて寒い。
静岡まで155km。。。
3:50 横浜市瀬谷区
まだまだ神奈川県。横浜市を抜けれず。
だいぶ前に瀬谷区の美容室まで通っていたことがあったが、
まさかランで訪れる日がくるとは思わなんだ。
5:45 厚木市に入る
まだ真っ暗。このあたりが一番眠かった。
夜が明けてくる。適当な段差を見つけてはアキレス腱などストレッチ。
補給はもっぱらコンビニで。
ところで、飛脚たちはコンビニもなかったのにどうやって補給していたのだろうか。。その当時に勝手に思いを馳せる(現実逃避)。
時刻は7:00。朝日を拝む。心が洗われるし、何より暖かい。太陽さんいつもあっためてくれてありがとう。
もうすぐ秦野。ゆるーい登りが延々と続く。
三宅坂まで60km記念の足首ストレッチ。
自転車乗りの聖地?ヤビツ峠の入り口の名古木交差点。
自転車乗りが集まって峠トレーニングを行っていた。
名古木とかいて”ながぬき”と読む。
秦野付近で携帯の電池が切れそうになり、省エネモードに切り替える。
秦野から3.28km
省エネモードにしたけど3kmほど走ったところで電池が完全に切れる。
時計のマニュアルには15時間以上もつと記載があったのに、
実際は11時間程度しかもたなかった。
寒いから速く電池がなくなったってのもあるのかな。
スマホのランキーパーで6.5km
腕時計をモバイルバッテリーで充電しながら走る。
JR御殿場線の線路沿いをラン。富士山がどんどん近づいてくる。
ランナーの聖地?である山北駅(の隣のさくらの湯)。
ガチなランナーはここに集って、足柄峠で峠ランを行うのだ!
知っている場所にくると」テンションがあがる。まさかここまで走ってくるとは。。
御殿場駅付近まで24km
時計のバッテリーが50%くらいまで充電できたので
スマホから時計に切り替えてGPS計測開始。
静岡県に入りました。
御殿場までの10kmが遠いんス。
富士山が近い。
御殿場の休憩スポットにたどり着く。ここで入浴&仮眠。
バブル時代の香りが鼻孔をくすぐる。なぜかパチンコとサウナ併設。
歴史を感じる佇まいだ。
なんとなく、佐渡トライアスロンのときのホテルを思い出した。
ここで入浴&仮眠で4時間ほど休まる。
仮眠室では周囲のいびき対策に耳栓が必須である。
御殿場から沼津まで30km
2/4 21:00にスタート。
本当に真っ暗なので、ヘッドライトを装着して走る。
たまにすれ違う車に轢かれないように要注意。
とにかく寒い。
御殿場から清水まで、最短距離を進もうと左下にすすんだら
高低差が思いの外きびしく、途中から沼津方向に回ることにプラン変更。
最初っから、御殿場から南下して246号を走っていればよかったのだが、
10kmくらい遠回りすることになってしまう。
静岡、寒いっす。
0:00~3:00は震えながら歩いたり走ったりだった。
写真取る余裕がほとんどなかった。
走りながら考えたこと
以下、走りながら考えたことを適当に挙げる。
- 静岡の夜空が綺麗だった。「あぁ、あの人にもこの星空をみせてあげたいなぁ」と思う(100km走らせよう)。
- Google Mapで徒歩ルートを探すときは、高低差に注意。Google Mapは高低差は考慮してくれない。
- 距離は長くても良いから平坦な道を選ぶべし。そのほうが結果、早くすすむ。
- 246号線はところどころ歩行者進入禁止ゾーンがある。迂回ルートも確認しておくこと。迂回する分、距離も伸びる。。。
- 寒さで気が狂う。ロードでさえこんな状態なのだから、今後登山する際は絶対に遭難せぬよう対策せねば、と誓う。判断力が奪われるのが一番危険。
- ナイトランは時間が短く感じる。ゾーン(集中状態)に入りやすいかも。
- 足の痛みの8割くらいは気分的なものだったりする。固形物を食べたり、だましだまし走っていると2,3時間で痛みが消えることも多い。
- 左右の足音の違いに注意。右足の足音が大きいなあと思っていたら、案の定、右足を痛めた。
- 骨盤からではなく、もっと上、みぞおち辺りから足が生えている意識で走るといい感じだった。
- 一日でこんなにコンビニによることもないだろうな、と(10回以上)。ただし味に飽きて途中から食べたいものが見つからなくなる。
- 走れば走るほどに、ものすごく前向きになる(生活・仕事上の心配事も必ずなんとかできる、と思える)。ランには瞑想の効果がある。
- 小学生の時のようなワクワク感が思い出された。「オレ、こんな遠くまで来たんだ!」というあの感覚。STAND BY MEのあの感じ!
- ふとした時に「あ、あの人にありがとうって言わないとな」と頭に浮かぶ。万物への感謝の気持ちが煮汁のように溢れ出す。ありがとう。
- 土踏まずが疲労と共に徐々に落ちてくるのを感じる。アーチが崩れると足首、膝などの負担がますので注意。
- 続けるよりもやめる判断の方が勇気がいる。
- 長い時間運動していると、体温を上げる機能が低下する。温かい補給をとるなど、対策を考えなければならない。中から冷えると精神的にダメージでかい。
- 御殿場のサウナでパンツをなくしてショックだった。勝負パンツは持っていってはいけない。勝負はパンツではなくランでするのだ。
- いつか200km超えランに挑戦して、今回のリベンジを果たしたいと思う。
- 100kmまでは気合、根性でなんとかなるが、200kmは絶対に無理だと感じた。しっかり対策&トレーニングしなければ、無理。
- 補給を摂るときはめちゃくちゃ噛むこと。少しでも内臓の負担を軽くする。
- ダラダラ走り続けるよりも計画的に休憩を入れ、ストレッチするほうが良い。
- 前半はペースを抑えること。調子が良くとも抑えること。前半の「このまま最後まで行ける気がする!」は勘違い。
- レースも良いけど今回みたいなランも良い。生きてるなーってかんじ。
- 50km、100kmなどのキリが良い数字に注意。それを目標にしている間は良いが、通過後は逆にモチベーションが下がってしまう。
- ミックスナッツがうまい。塩気のある補給食が大事。
- 電車とか車とか考えた人まじ天才
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[編集後記]
右足がちょっと痛いのと、全身軽い筋肉痛があるくらいで意外と元気です。
ただ、ひたすら眠い。
ともかく充足感にあふれた週末でした。
[一日一新]
オーバーナイトでラン
最長ランの距離を126kmに更新(とちゅう仮眠ありだけど)
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おわり