合気道メンバーの還暦のお祝いに行ってきました。
私の通う道場は平均年齢が高く(推定50歳くらい)
何十年も合気道を続けている人もいれば
60歳過ぎから合気道を始めて今年20年目になる人もおり
ただ仕事と日常を繰り返すだけでは決して出会えなかっただろう方々とご縁をいただいてます。
職業も多様で
- メーカー勤務
- 水中カメラマン
- 医師
- トロンボーン奏者
- 元ファンドマネージャ
などなど。50代ともなっていると、やはりその道を極めたプロ中のプロというイメージです。
今回は、そんな目上の方と色々とお話をする中で気づいたことを一言だけまとめておきます。
人格を見つめなおす
話していて良く出てくる言葉が「合気道は”愛”の武道」というもの。
合気道の稽古では技をかける側(とり)と受ける側(うけ)との間に愛が無ければ成り立ちません。
嫌いな相手と組むときは思わず手に力が入ってしまうのですが笑、
そうすると型が崩れて”その技の真意を探る”という道場主の理念に背いてしまいますし、
なにより力を入れている側が怪我をしてしまいます。
とくに肩や肘などは痛めやすいので「相手にけがをさせないように関節を極(き)める」、
うけ側も「自分が怪我をしないように、力みをとって受け身を取る」という申し合わせが存在します。
兄弟子はみな人格者ばかりなのですが、これは合気道が「合い(愛)」の精神を持つ武道であるということも大きく寄与しているのでしょう。
また、還暦祝いの参加者の一人が
一つだけでなく、異なる世界に住まなければならない
と言っていたのが印象に残りました。
この人が以前、仕事一辺倒で昇進してトップになった際に
仕事と関係ない人から「偉そうになっているよ」と優しく忠告されたとのこと。
本人には自覚が無いけども、知らず知らずのうちに買い物や食事のときにお店の店員さんに対する態度が雑になっていたりしていたようで。
一つの世界の中で生きていけば自然と視野が狭まっていくもの。
複数の世界を見て・聞いて・感じて、それぞれの世界に橋を渡すことで見えてくるものがあるはず。
私自身、いろいろな世界を見ていくことを続けようと感じています。
今日の学び
「
複数の世界に住む
」
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一日一新
チームメンバと荒川でトレーニング