・いくら歯磨きをしても虫歯になる
・歯並びが悪い
・歯周病に悩んでいる
・自分自身がどんな歯医者に通うべきか悩んでいる
・子どもをどんな歯医者に通わせるか悩んでいる
・子どもの歯並びの悪さが親の栄養状態に関係しているという噂を聞いた
という人には以下の書籍を読んでもらいたい
(この本の内容を信じるかどうかは、自己責任で)。
虫歯体質に悩まされてきた人生
私自身、子供の頃から、いくら歯磨きをしても虫歯になっては悩み、、、
ということを繰り返してきました。
悩んできた分、このブログでも過去に何度か「歯」について
とりあげています。
ボクが3000円の歯磨き粉を使う理由。 アパガードリナメル&MIペースト
ここ最近、分子栄養学に関する情報をWEBやら本やら人から聞きまくって調べまくっているうちに、
歯についても考え方が変わってきました。
上記の書籍の内容に8割くらい同意します。
書籍によると、虫歯対策は単純。
・砂糖をやめろ。
・十分な栄養をとれ
です。
例えば、子どもの歯並びの悪さ(出っ歯や受け口も含む)は
鉄分を始めとする栄養不足が原因の一つに挙げられています。
私はこれまで
「子どもが生まれてから2年間、親から子どもに食事などを口移ししなければ虫歯菌がうつらない。
そのため虫歯にならない」
という話を信じていましたが、書籍中ではその説も否定されています。
なかなかおもしろいです。
同意できなかった点
上記書籍の内容で同意できなかった点があります。
それは143ページの「砂糖をやめる方法ー僕のやり方」の部分です。
たとえば、下記の文章です。
砂糖の危険性について十分に理解するだけで、やめられる人はやめられます。
私自身はそれでやめました。
タマコの依存性は90%が精神的依存であり、肉体的依存は10%にすぎないという説がありますが、
砂糖の依存性もそれに近いのではないかと実感します。
「甘いものを摂りたい」という欲求は単なる未練であり、気持ちの問題であるため、
それさえ克服してしまえば甘いのをやめることは難しくないと実感しました。
これだけ読むと、精神力があれば糖質制限を継続できると思ってしまう人もいるのでは。
糖質制限が継続できない人は「私は意志が弱いんだ・・・」と落ち込んで、それ自体がストレスになって糖質ドカ食いにつながりかねません。
せっかく健康を目指して頑張っているのに、それがストレスになるという皮肉な悪循環ですね。
※あくまで「僕のやり方」と書かれているので、読者全員に同じやり方を推奨している訳ではありません。読者は自分のやり方を、自分の体で感じながら模索するべきと考えます。
読者の読み方によっては、「意志が弱いんだ・・・」と捉えかねないな、という話です。
以下は私が調べた範囲での答えですが、
糖質制限を続けることができない人は栄養が足りていません。
具体的な名前をあげると
- タンパク質+鉄
- ビタミンB群
- 脂質
などが不足しています。
理由は後述しますが、貧血の人は糖質制限にかなりの苦痛を伴います。
女性の方が出産・月経などによって貧血になりやすいため
「夫婦で糖質制限を始めた。夫は調子が上がったが、妻は逆に調子が悪くなり、耐えられない。」
などということが起こりえます。
ここからは、貧血だと糖質制限が苦しくなるのはなぜか、という話です。
人間は細胞内でATP(アデノシン三リン酸; Adenosine TriPhosphate)というエネルギー源を作り出します。
スポーツを趣味にしている人は「ATP」という言葉は聞いたことがあるかと思います。
このATPが極端に不足すると、運動ができないだけでなく、心臓を動かしたり体温を維持することもできなくなり、死にます。
このATPを作り出す方法はいくつかあります。
- 解糖系(嫌気的反応) : 1つのグルコース(ブドウ糖)から2個のATPを作り出します。
- 解糖系(好気的反応) : 1つのグルコース(ブドウ糖)から38個のATPを作り出します。
- 酸化系(β酸化) :1つの脂肪酸分子(パルミチン酸)から129個のATPを作り出します。
※一般的には「解糖系」とだけ言うと嫌気的解糖のことをさすらしい
上記2,3の方法に比べると、1の方法がとても効率悪いことがわかります。ATPが作れない=エネルギー不足 → 過食(炭水化物どか食い欲求)につながります。
1では細胞質基質をつかって、2,3ではミトコンドリアをつかってATPを生成しています。
つまりミトコンドリアをうまく機能できれば、たくさんのエネルギー源を作り出すことができますが、そのためには、
ビタミン(特にB群)や鉄が必要となります。
貧血の人は、うまくミトコンドリアを使えないので、他の人と同じ炭水化物の量をとったとしても生み出せるエネルギー量が変わってくるのです。
エネルギー不足は生命の危機であるため、とにかく糖質を求めてしまうのは生理的な働きとしてしょうがないと考えます。
糖質制限を継続できない場合、あなたの意思が弱いのではなく、エネルギーを効率よく生産するための栄養がそもそも足りてないんですよ、という話です。自分を責めるのはやめましょう。ストレス増やしてより不健康に近づくだけです。
以上より、貧血の方は、糖質制限をいきなり始めず、まずは
- タンパク質+鉄分をしっかりとる
- ビタミンB群などをしっかりとる
ことが必要となります。糖質以外からエネルギーを作り出す(糖新生)ための土台作りが先です。
私自身、貯蔵鉄(フェリチン)の値が30台でして、無類のスイーツ好きでした。コンビニでケーキとかシュークリームを買い漁ってました。
糖質制限は過去に失敗しています。男性でも貧血だと糖質制限できないんです。
(※フェリチン20~30で十分ATP生成できるという話も聞きますが、
自分の感覚では糖質を欲するモードに入りやすいです。自分の感覚優先してます。
とりあえずはフェリチン100が目標です。)
では、タンパク質や鉄分をどれだけ取ればいいかというとそこは
個人個人の環境
- これまでの食生活
- ファスティング・摂食障害・極端なダイエットの実施の有無
- ストレス度合い(副腎疲労)
- 糖質摂取量
- 腸内環境(リーキーガットなど)
によって全く変わってくるため
とにかく自分で情報を集めて、自分で仮設を立てて、自分の体で実験するしかありません。
副腎疲労の人がいきなり糖質制限を行うと、
副腎からコルチゾールばんばん出して血糖値あげようとするうちに
副腎疲労が悪化し、体調が悪くなる例もあります。
また、いきなりタンパク質を取り始めると胃腸の消化能力が追いつかなかったり、
タンパク質の代謝時に発生するアンモニアの処理に肝臓が追いつかない、という話もあります。
ちなみに、これまでの食生活から単純に糖質制限を行うと
単なるカロリー制限となりこれまたエネルギー不足になるため
必要十分な脂肪をバター・ラード・生クリームなどから補う必要があります
長いベジタリアン生活を送っていた人がタンパク質中心(肉食)に切り替える場合などは、
少しづつタンパク質を増やしていって、腸内環境を整えつつ、鉄分も補給する。
徐々に糖質を控えていく、という順番のほうが良いかもしれません。
とにかく健康は自主管理。医者の言うことを疑った方が良い場合もあると考えます。
ネットなどで色んな情報が手に入って、色んな理論を耳にしますが
有益な情報を見分けるポイントは
・臨床数(言葉は悪いけど人体実験数)が多いこと
・根本的な解決につながると思えること(慢性的な皮膚炎を軟膏で抑える、なんてのは対処療法であり根本解決にならない)
でしょう。
臨床数が4000人超えという点で下記のブログは超絶オススメです。
https://ameblo.jp/kotetsutokumi/
まとめ
・虫歯の原因は糖質
・糖質制限できない理由とその対処法
ということについて書きました。
私自身の過去を振り返ると
・小学校低学年のときに貧血で倒れる
・米がとにかく大好き(小学校5年くらいのときはどんぶり飯3杯食べてた)
・甘いもの大好き(菓子パン、ケーキなど)
という生活を送ってきました。
明らかに貧血でエネルギー生産効率が悪かったんだと。。。
普段の食事でも、
炭水化物だけだと
食べて1時間後にお腹が空く、、、なんてことありますよね。
そんなときはタンパク質をとってみてはいかがでしょうか。
===
これからやりたいこと:
ハーヴィーダイアモンド先生の
「フィット・フォー・ライフ」を
読んでみること。
1日23gのタンパク質で良いという理論に興味があるため。