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迂闊に謝ってはならない

雑記シリーズ。

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迂闊に「ごめんなさい」「すみません」「申し訳ありません」を連発してはならない。

今回は、とあるミーティングでの一場面から感じとったことについて書く。

「申し訳ない」を連発してはならない。自衛のために。

ミーティングは”発表者(講師役。1人。)のプレゼンを聴講者(15人)が聞く”という形式で行われた。

進行は順調であり、ミーティングルーム全体の雰囲気も和やかで良かったのだが、途中からその雰囲気がくずれる。

きっかけは発表者が「ここは自信がないんです、申し訳ありません」というような言葉を口走ったことだった。

この時の発表者の自信なさげな様子を見て、聴講者は何かを感じ取ったのだろうか、

発表者に対して「Aだと聞いていたのにBだったんですか!?」等と、

急に質問を浴びせかけるようになってゆく。

それまでは「ウン、ウン」と、頷きながら発表を聞いていたのにも関わらず、だ。

ミーティングルームの雰囲気もどこか殺伐としたものになり、

Aさんが重箱の一隅をつつけば、Bをさんが別の隅をつつく、そしてCさんが、、

と、発表者を困らせるだけの質問(と言うか批難)大会と化してしまった。

なにか疑問・不満を持っている人が、他の人も同じように考えていることを知ると

安心して「わたしも!わたしも!」と共鳴できるようである。

質問攻めにされた講師役は、可能な範囲で受け答えしつつも

「○○ということだと思います。。完全な答えができずに申し訳ありません。」

と、(よせば良いのに)申し訳ありませんの一言を加えてしまった。

この最後の一言が燃料となって、質問大会の勢いが増していく。。。

ここで私は”(本当に申し訳ないと思っていても)自衛のためには「申し訳ない」と態度や言葉に出してはならない”と感じた。

集団の力によって役割は加速する?

この一コマを見ながら、スタンフォード監獄実験の話を思い出した。

実験の内容を簡単に説明すると、

心身共に健全な人を集め、コイントスで囚人役と看守役に分けて刑務所シミュレーションをさせる。

最初はお互い遠慮気味に役割を演じるが、

時間経過とともに囚人役はより囚人らしく服従的になり、看守役はより看守らしく虐待的になる。

というもの。

囚人・看守という役割をあたえられた人々の変化が予想以上だったため、この実験は予定期間の半分にも満たぬまま中止されている。

さて、今回のミーティング場合、ロール(役割)は発表者(講師役)と聴講者(受講者役)であり

ものを教える講師の方が立場的には上となる。

ところが、講師が

「ここは自信がないんです、申し訳ありません」

という雰囲気を講師が出し始め、そこに聴講者の一人が質問で突っ込みだしてから立場が入れ替わり始めた。

そこに複数の受講者が便乗して「私も同意見です!」「私も!!」みたいな雰囲気になってからはあっという間。

完全に 講師役<受講者役 という位置関係になってしまい、なんだか講師役の人がすんげぇ悪いみたいな空気になってしまっている。

1対1ならまだ良かったかもしれないが、多人数のパワーはすごい。

「私たちは正しい」「私たちが疑問に思うのは真っ当である」と信じる人たちが集まってからの

講師役<受講者役

というポジションが確立され、さらに加速していく様子には恐怖を覚えた。

講師役、受講者役というロール(役割)で物事が進んでいて、順調だったのに、

そのロールが崩れたときにすごいカオスなエネルギーが湧き出ていく。

先に挙げた看守・囚人の実験において、立場を途中から入れ替えた(当初のロールが崩れる)としたらどうなったのだろう。。恐ろしい。

自分はどうなのよ?

先程「恐怖を覚えた」なんて書いたのだが、何が怖いかというと

”(少し前までの?)自分がまさに、講師を批難しまくる聴講者役そのものだった”

ってことだ。

他人の振る舞いなどと比較しながら自己分析していると、私自身は非常に周囲環境からの影響を受けやすい。

何かに不満を持っているところに、同じ不満を持っている人がいれば

「やっぱり!?あなたもそう思います!?ですよね~~!!(私は正しい))」

と乗っかって誰かを批難したり文句垂れ流したりしていた。生産性ゼロである。

周囲環境と同調することで自分の存在意義を認められるような、そんな感じ。

だから、反対意見の人がいたりすると「ムキーー!」と怒ったりする。

常に人と比較して、マウンティングするチャンスをうかがっていたんだろう。

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ちなみに、ここ最近はものすごく自己中心的になってきて

他の人がどう考えようが、どのような事を言っていようが

「どうでもいい」

と感じるようになっている。

人は人、自分は自分、自分が良ければそれでOK~という感じ。

こっちのほうが無駄な力が抜けてていい感じだ。

我が道を行くことで謎の自信も湧いてくるし。

まとめ

迂闊に

・ごめんなさい

・すみません

・申し訳ありません

を連発すると相手が無意識に「私のほうが正しい・偉い」と思ってしまうので良くない。

口癖のように「すみません」を連発する人がいるが、それも非常に違和感を感じる。

名刺交換の時点で「○○と申します。すみません。」みたいな人が本当にいたりするけど、

これは本当に危ない。

本当に申し訳ないと思ったときだけ、ピンポイントで謝るようにしたい。

また講師なら講師で、自信満々に言い切るというような

役割を完全に演じきる ことを意識しなくてはならない。

演じきる必要が無いほどに万全の準備をする必要もある。

準備はいくらやってもキリがないので時間との戦いか。

あとがき

殺伐としたミーティングの雰囲気は、ある漢の一言で収拾し、再び和やかなものへと導かれた。

一見、今の話題と全く関係ないような切り口から突っ込んで、

今までの発散していたエネルギーをまともな方向へまとめ上げた感じ。

かっこよかった。

普段からお菓子ばかり食べているのは

こういうときのためにエネルギーを蓄えていたということだろうか。

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[編集後記]

納豆を食べると腸が超元気になるらしいよ!

腸超大事!

[一日一新]

新しいスイム練習メニュー

プルブイ挟んでの犬かき特訓

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おわり