前の投稿の続き。
■ メジャーリーグと日本のプロ野球の練習時間
日本のプロ野球の場合、練習時間は9:00~17:00までと決められていることが多い。
一方、メジャーリーグでは練習時間が9:00~12:00となっている。たったの3時間。
しかし、トップの選手は6:00には集合し、準備運動を始める。9:00までに、個人的に必要である練習を終える。
これを見る新人選手は、憧れのトップ選手が早朝から練習する姿を見て、早く練習場に来るようになる。
そして、最終的には6:00には全員がそろっている状態になる。
一概には言えないが、
日本は「やらされ感」が生じてしまうが、メジャーではそれがない。
選手が主体的に早朝練習に参加するため、自身で考えて必要なトレーニングを集中して行う。
※ただし、メジャーでも、新人選手の最初の一か月間は軍隊式(時間も内容もみっちり縛られた)の練習を指せるらしい。
強制的に練習に参加させることで練習を習慣づけるとともに、「一流選手の練習風景を見る機会」を与える
(メジャーを一軍とすれば、3A(二軍)、2A(三軍)、1A(四軍)とランク分けされており、
それぞれの練習場は隣接している。つまり、1Aの選手でもメジャー選手の練習風景を見ることができる!)。
これにより、新人選手自身が「自分に必要なものが何かに気付く」ことになる。
■ コーチングについて
米国に渡った日本人選手に「日本と米国で何が一番違うか」という質問を投げると
トレーニングメニューなどではなく「コーチングが違う」と皆口をそろえるらしい。
簡単に言えば
日本は「与えるコーチング」であり、もっとこうしなさい、という指導が多い。
まるで過保護の母親が子どもに接するかのように(苦笑)
それに対して米国は「聞き出すコーチング」である。
選手自身にその時々の目標を決め、クリアさせることを毎日繰り返す。
コーチはその目標を自然と見抜いてくれて、適切な距離感で
「今のはよくできている。それに○○をすればもっとよくなるぞ」
という表現を行う。
■ 一番大切なことは
メジャーのトップ選手に「一番大切なことは何か」と尋ねると
「強い体が最重要である」という。
強い体が無ければ、厳しいトレーニングをすることはできないし、
コンスタントに試合に出場し、成果を上げることはできない。
だからまずは体調管理を万全にしなければならない。
そして、体だけではダメで「運」をつかむことも必要でるという。
運は偶然やってくるものではなく、摑めるものなのだ。
~続きは次回、もう少し引っ張ります~
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今日の学び
「
・主体性を発揮させる
・人の話を傾聴する。話を最後まで聞け。
」