前回からの続き。
半年ほど前に「ドラッカースクールで学んだ本当のマネジメント」という本を読んでから
ずっと「セルフマネジメント」という言葉と「チームってなんだろう?」という問いが頭の中にあった。
そんな中で今回の講演を聞いて、ものすごく「つながる感」を感じたために
ずーっとこのネタを引っ張って書いている。
ここでの「つながる感」とは、漠然とした問いに対して具体的な事例が与えられたという意味で使っており、どちらかと言えばパズルのピースがハマっていく感じだろうか。
ドラッカーという額縁が与えられて、
- セルフマネジメント
- チームマネジメント
- マーケティング
- イノベーション
- IT
- 会計
などのカギとなる幾つかのピースが与えられる。
そのピースから、絵のイメージはぼんやりと分かるのだけれども
それはあくまで蒙昧としている。
そこに
- 今回の様に講演を聞いたり
- 今まで会わなかったような人と会うようにしたり
- 本を読んだり
何かちょこまかちょこまかやっていくうちにキーピースの周りに小さなピースがどんどん嵌っていく。
そして、そのピースが埋まっていけば、上記の「キーピース」が繋がり、
一つの鮮やかな絵ができあがるのだろう。
■ チームができるまで
【211】自分力を育てる (2) でまとめた
■ メジャーリーグと日本のプロ野球の練習時間
および
【213】自分力を育てる (4) でまとめた
■ チームへの貢献が生んだ?WBC決勝戦のヒット
■ 良いチームって???
に、良いチームができるまでの良いヒントがあると感じる。
ある一流選手が早朝練習をする姿を新人が見れば、それを真似する。
それをみた別の選手がまた真似をする、、、
という「エネルギーの伝播」が良いチームには不可欠であるようだ。
そして、高いエネルギーを持った人同士がぶつかった時に、
最も変化率が大きくなるように思える。
「主体的なもの同士が相互に依存していく」状態と言ったらいいだろうか。
この感覚は、自分自身が読書会を主催した経験に基づくものである。
主催側からみて一番悲しいのは
「無反応」であり、
賛成も、反対も、批判も、なにもしてくれないときである。
読書会を開催するまでは、反対や批判すると申し訳ないから
何も言わないで周囲に同調しておこう
という精神だったのだが
今ではセミナーに参加した場合など、何でもいいから質問することを心がけている。
他の聴衆からは空気を読まないと思われるかもしれないが
主催者の気持ちを考えれば一番空気を読んだ行動だ。
賛成・反対・批判といった何かしらの行動を行う場合にはエネルギーが生じる。
このエネルギーが自分に向かってきたときに、自分自身が元気になるのを感じる。
自分が元気になるからもっと意見を述べるなどする、相手もさらに、、
という連鎖。
これが良いチームなんだろうなぁ、と感覚的に感じている。
そして、エネルギーが人に伝わる時にはその人ごとに別個の比熱があるようなんだけども、
それはまたいずれ書く。
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今日の学び
「分からないなりになんか反応(アクション)することが意外に大事。超大事。」