先日、指圧治療を受けるため水道橋に向かった。
治療院の予約時間までに1時間以上空きがあり、
昼食がまだだったことからWEBで検索し、口コミ評価の良さそうな蕎麦屋さんに入る。
広い店内は比較的空いており、客は自分以外に男性二人組と女性一人だけ。
「混んでなくてラッキー☆」と思いつつ、そばとヒレカツのセットを注文。
ヒレカツ定食に蕎麦がついて1000円ちょっと。なかなかのコスパだ。
数分待ち、とても感じの良い店員さんが定食の乗ったお盆を運んできてくれる。
おもむろに箸を取り出し、蕎麦を頬張る。
その時、「ふぅ~~~~」という声とともに白い煙がやってくる。
音と臭いの方向に目をやると男性二人組がタバコを吸っている。
「しまった、ここは禁煙のお店じゃなかったのか」と思うとともに、
自分の机の上にも銀色の灰皿がちょこんと置かれていることに初めて気づく。
「どうぞ気兼ねなく吸ってくださいね」といわんばかりに灰皿は鈍く光っていた。
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ということで、一言でまとめると
「食事はじめた瞬間、受動喫煙状態になってションボリしちゃったよ(;ω;)」
ってことなんですが、お店側が許可している以上、
そこに飛び込んだボクに文句をいう権利はありません。
そして、こういう時に「神奈川県民で良かったな」と思うのです。
神奈川県には受動喫煙防止条例がある
神奈川県には、平成22年4月1日に施行された、
という条例があります。
上記サイトからの引用ですが
神奈川県では、受動喫煙による健康への悪影響から県民を守るための新たなルールとして
「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」を制定しています。
この条例では、不特定又は多数の者が出入する室内又はこれに準ずる環境を対象としています。
学校、病院、商店、官公庁施設など(第1種施設)→禁煙
飲食店、ホテルなど(第2種施設)→禁煙又は分煙
(神奈川県のWEBサイトから引用)
第1種施設、第2種施設という区分の詳細は
リーフレット(http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/167418.pdf)を
参照ください。
※補足:この条例は「原則、禁煙もしくは分煙」なのですが、
特定の条件を満たす店舗、例えば、床面積100㎡以下の飲食店などでは努力義務扱いとなっています(特例第2種施設)
この条例が施行されてから、近所のマクドナルドもドトールも分煙のために改装され、
居酒屋でさえも喫煙ルームを設けられるようになりました。
たばこを吸わない立場からすると本当にありがたくって、
「飲食店は分煙が原則でしょー」と思い込むようにさえなってしまいました。
で、たまに都内に行くと冒頭のような場面にでくわします。
入った瞬間タバコの臭いがしたり、誰かが吸っている姿が見えたらすぐに店を出るようにしているのですが、
今回は入ってから気づいたので時すでに遅し。
油断してました。
今度から、机の上に灰皿が置かれていないかチェックを漏らさないように気をつけます。
まとめ
タバコが苦手な人は神奈川県に住むといいかもよ、という話でした。
東京都にも同じ条例適用してほしい(せめて飲食店は分煙を)とは思いつつ、
なによりも「臭いがしなくとも、灰皿の有無など自分がちゃんと確認する」癖を身につけなければなりません。
都内でいつも油断してしょんぼりするのですが、
こういう時に神奈川県に対して感謝の念が湧いてきます。
感謝は目に見えないところにあるものです。
分煙環境をありがとう、神奈川県。
まぁ、神奈川でも歩きタバコとか自転車ノリながらタバコとかしている人は
たくさんいるのですがね。。近くに子どもがいるとヒヤヒヤします。
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余談ですが、
最近は「三次喫煙」という言葉もよく聞くようになってきました。
タバコを吸うと、その部屋のソファーとか、洋服とかに有害成分が付着し
その成分は時間をかけて発散されるというものです。
この有害物質がどの程度のレベルなのかはわかりませんが、
個人的には有害物質云々よりも、タバコの臭いでイライラしたり、
ションボリしてしまう害の方が影響力大なんす。
精神面は身体にも影響するので、自分から嫌な環境に飛び込まないようにしないと。
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編集後記
小さな頃は、兄とボクとで愛煙家の父を批判し、
兄と「ぼくたちはタバコ吸わないでいようね!」と桃園の誓いを交わしたのに
大学生のいつ頃からか兄がヘビースモーカーになっていて
(しかも親父よりも吸うんじゃないか?ってレベルで)、
激しくショック受けたことを思い出しました。ユダが近くにおるわーとおもった記憶が。。
そんな自分も、みんなが美味しそうに吸ってるのはなんでやろ?
と気になって、数本吸ったことがありますが、舌に嫌な味が残って
その後の食事がおいしくなかったのでやめました。
せっかく美味しいご飯作ってくれる人がいる今はなおさらすいません。
そして毎日色々すいません。