近畿大学で脳科学を研究されている生塩(おしお)先生のセミナーを受講してきた。
脳には4つのクセがあるらしく、それは
- 脳は快楽を求める (報酬系)
- 脳は飽きっぽい (順応 )
- 脳はつられる (連想)
- 脳は徐々に変わる (可塑性)
というもの。
内容は盛りだくさんだったのだが、
特に印象に残ったことは脳は飽きっぽいということ。
セミナ中に紹介されたものの中から2つ、例を挙げます。
トロクスラー錯視
次の画像の十字をずっと見つめていると。。。
色が消えましたか?
これは、同じ情報が常に与え続けられると脳はそれを認識しなくなるという現象の様です。
文字の様に、輪郭がはっきりしている場合はこの現象は起こりません。
目は細動しており その輪郭を変化点として認識し続ける、ためです。
ネッカーキューブ
次の画像をずっと眺めていると。。。
立方体の向きが変わりませんか?
というのは前面が
のように見える場合と
のように見える場合と、切り替わるのです。
これも、脳が同じ信号を見ているとつまらないから、勝手に情報を変化させて解釈するという現象です。
さて、文章を書く際に良く「起承転結」を重んじろ的なことを言われますが、
「転」を入れる効果は脳を飽きさせないという意味もあるのではないかと感じました。
脳のクセを知っていると、色々なところに役に立ちそうです。
(この文章には転はありません)
=====
今日の学び
「
脳には4つのクセがある
- 脳は快楽を求める (報酬系)
- 脳は飽きっぽい (順応 )
- 脳はつられる (連想)
- 脳は徐々に変わる (可塑性)
これらを頭のどこかに置いておくことで、
自分の/他人の気持ちが分かるようになるかもしれない。
」