2013年の8月から、社内で勉強会を主催しています。
メンバーは「勉強会をやりませんか」と声掛けしたところ反応してくれた
同年代の有志4人です。
2週間に一度のペースで開催し、
- 読書会
- メーカー勤務サラリーマンのための確定申告講座
- MOTによる財務諸表読み解き講座
- 上司を拉致しての飲み会(他部門の管理職も拉致ります)
などの活動を行っています。
■初めての社外講師
さて、その勉強会に先日初めて社外講師Aさんをお招きしました。
Aさんはある業界のトップビジネスマンで
精神、身体、下ネタの3拍子がそろった素晴らしいお方です。
Aさんの類まれなるコミュニケーション力・言語化能力をもって
私たちに「度量の深め方・広げ方」を教えてくれました。
以下ではその内容について幾つかポイントとなる要素(概要)を紹介します。
■問題は問題の在り処がわかれば80%は解決したようなものである
「自分の課題はなんですか?」
この問いを投げかけられて、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。
例えば
・すぐ風邪を引く
・声が小さい
・姿勢が悪い
・メンタルが弱い
・人の話を最後まで聞かない
・コミュ力が弱い
などの項目を挙げたとします。
結果から言うと、これらの項目は大きな問題ではありません。
それは「あなた自身がその課題を認識・把握できている」からです。
課題を把握し、そこに意識を置くことで
自然に課題は解決するでしょう(知っていることには対処できる)。
一方、問題なのは”課題として上がらなかった項目”です。
私たちは、見えない問題に対して対処する術を持ち合わせておりません。
例えば、医療施設でどれだけ優れた治療器具を備えていたとしても、
患者のどこに病巣があるかを把握できなければ手の施しようがないのと一緒です。
まずは自分の気づいていない課題は何か、気づいていない要素を
1つ1つスポットライトをあてながら探し出すことから始めなければなりません。
自分を知る、ということですね。
■エンジニアとの共通点
私たちはエンジニアとして、組込み機器の開発を行っています。
はんだごてを握って回路をいじったり、プログラミングをする毎日ですが
たまに、作成したユニットが予期しない動作をすることがあります。
このときも、上述した「問題は問題の在り処がわかれば80%は解決したようなものである」
という法則が成り立ちます。
デバッグの難しさは、「どうやって見つけたバグに対応するか」ということよりむしろ、
「バグがどこにあるかを探すこと」にあるのです。
■正しい方向に正しい歩幅で踏み出そう
問題をある程度把握することができれば、次はそれを解決するための歩みを始めましょう。
このとき、「正しい方向」かつ「正しい歩幅」で踏み出すことが大切です。
プロサッカー選手になりたい人が、鬼の様にテニスの練習をしていても
何の解決にもなりません(下半身が鍛えられるなどはあるかもしれませんが)。
そして、正しい歩幅で歩きだすことです。
一歩一歩の幅が、無理しなければならないほど大きいと、長時間もたせることができません。
最初の内はスピードも速いでしょうが、続かないのです。
長時間続けられる程度の歩幅(負荷の大きさ)を見極めましょう。
無理しすぎると、その反動で凹むことになります。
モチベーションが高い時にはがんばるけど、ぷっつんと切れたときに何もできないという状態です。
それよりも小さな歩幅でいいから、歩き続けることができる範囲で、正しい方向に踏み出しましょう。
勉強会参加メンバも大きな刺激を受けていたようで、良かったです。
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今日の学び
「
正しい方向
正しい歩幅
」
昨日の一日一新
・社内セミナーに外部講師を呼んだ