3/8に久米島でのトライアスロンデビューを控え、
太田 麻衣子先生のOWSテクニックレッスンに参加してきました。
OWS(Open Water Swimming)とは、プールではなく、海や湖など、自然の水の中を泳ぐことを指します。
海では波や潮の流れがあるため、プールで泳ぐのにプラスαのテクニックが必要となるのです。
備忘録を兼ねて今日の学びをまとめます。
■ウェットスーツ着用の目的
トライアスロンの大会では、スイム時にウェットスーツ着用が義務付けられていることがあります
(義務ではない場合も、着用推奨という表記があります)。
その理由の第一は「安全」です。
- 脱力しても浮かぶ(おぼれる危険性回避)
- 保温
- けが防止(レース中にバトルが勃発することもあるらしい。。)
また、浮力が増すことでスムーズにクロールが進むという機能面でのメリットもあります。
■ウェットスーツの保管
いくつかコツがあるようです。
- 裏返しで干す(日陰で干すこと)
- 乾いたら表に返す
→裏返しのまま保管すると、折じわができる。劣化が進む原因となる - 保管時にビニールに入れたりしない
→湿度が高くなり過ぎると、防腐剤の効果が高くなり、材質の硬化してしまう - 固い突起物にあてない
→やわらかい素材であるためすぐに破ける。爪も注意。
■柔軟性が重要!
特に
- 肩甲骨
- 足首
- 骨盤周り
の柔軟性が必要となります。
肩甲骨がやわらかければ、クロール時に前に出した手を伸ばし、その腕にのるようなイメージで水の抵抗を小さくすることができます。また、足首や骨盤周りがやわらかければ、より粘りのあるキックを打つことができます。
日常生活の中で、肩を回したり、足首を回したり、フラフープを回したりするようにしましょう。
■キック
個人的な課題が多く見つかったところです。
キックがうまくできなければお尻が沈み、水の抵抗をもろに受けてしまう姿勢になってしまいます。
キックをうまく打つことで、自然と腹筋を使った姿勢維持もでき推進力をかせぐことができるようです。
注意点は下記の通り。
- ひざ下キックにならないように
→膝を曲げてしまうと、そのまがった部分が水の抵抗をうけることになります。
どちらかというと膝をのばすようにし、力を抜いてバタ足を打ちます
(足が棒のようにまっすぐなるのも良くありません)。 - 右足と左足をくっつけるように
→両足の親指がくっつく程度に足を閉じて(内また気味で)泳ぎます。
足を開きすぎると水をうまく蹴れず、バランスを保つことが難しくなります。
■腕の動かし方
- 水をつかむ
→今回のレッスンでは動画撮影を行いました。
その動画をみてみると良くわかるのですが、水をつかめていないときは
泳ぐときに気泡が多く発生しています(腕を水中に入れた瞬間から、腰の方まで水をかく間中ずっと)。
これでは推進力が生まれません。手の入水を、手のひら全体で行うのでなく、親指側から行うことで無駄な気泡の発生をおさえ
「水をつかむ」ことができるようです。 - 水の外の動きが大切
→今まで「水中の腕の動き」ばかりを意識していましたが
意外に水の外の腕の動きも大切であることに気づきました。
水の外をいくらかいても、泳ぐ速度は上がりません。
肘から先に動かし、指先は水面をかすめるようなイメージで
効率よく次の入水に備えることがスピードアップにつながります。
■レースに備えて
トライアスロンレース本番のスイムでは、他の参加者と接触したり、ゴーグルが外れてしまったり、、
などのトラブルが起こるようです。
このようなトラブルが起こると、焦りで一気に心拍数があがり、パニック状態となってしまいます。
この対策として「レース前に一度心拍数を上げておくと良い」というアドバイスをもらいました。
ダッシュをしたり、バタ足をするなどして心拍を上げておくと
トラブルで急に心拍が上がった際にも比較的落ち着いて対応できるとのこと。
こういう生の意見はとてもうれしいです!
■余談
ちなみに、レッスンを受ける前の予習として
を読んでいました。DVDもついていて非常に分かりやすく、
今日のレッスンで受けた指摘の内容も
この本を事前に読んでいたおかげでスムーズに理解できました。おすすめです。
※OWS時の注意点として、あまりにゆったり泳ぎすぎると
向かってくる潮の流れが速い時には押し戻されてしまうので
ある程度ピッチを上げなければならないとのこと!
今日も学びの多い、楽しい一日でした!
=====
今日の学び
「
プロに学ぶ(その道の熟練者にアドバイスを求める)
」
辰巳国際水泳場
ウェットスーツでクロール