このブログで5回くらい書いているだろう歯医者の話を今日も書きたいと思う。
■虫歯体質
昨年の四月からずっと通い続けている歯医者さんにて、今日も歯科治療を受けてきました。
私は虫歯になりやすい体質のようでして、それというのは例えば
- 虫歯菌の比率が高い
- 唾液の量が少ない
- 唾液の中に含まれるミネラル成分の比率が低い
などの理由で虫歯菌の酸攻撃の方が、再石灰化(虫歯の修復)よりも優勢となってしまうことを意味しています。
■虫歯リスクは2歳までに決まる?
それではなぜ上記で述べたような「体質の違い」が生まれるのでしょうか。
虫歯菌の比率が高い、という項目については
日本人の歯の寿命をのばす会の記事の中で、下記の主張が述べられています。
- 生まれたときは虫歯菌は存在しないのだが
例えば親と箸やスプーンを共有することなどで虫歯菌に感染する - 1歳7ヶ月から2歳7ヶ月までが虫歯菌に感染しやすい時期。
2歳7ヶ月である程度口腔内の最近バランスが決まり、
このバランスは基本的に一生変わらない
(つまり、この時期に虫歯菌だらけの環境となってしまうと、私のように?虫歯に悩まされる大人が完成する)
■虫歯体質になると
私が現在通っている歯科医で治療した虫歯の本数は5本に及びます。
そして、それらの歯はすべて
以前に別の歯科医で治療した歯
です。虫歯になると、患部を削り詰め物をするのですが、
その詰め物の裏側で虫歯が進行しているというパターンになっています。
患者側からみれば「治療した歯」であるはずが、
「治療したように見えるけど実は奥で病巣が広がっている」という厄介な状態に陥っているのです。
この理由は
- 虫歯を削った後、患部に唾液が付着してしまう(唾液内に細菌が沢山いる)、そこに詰め物で蓋をすることになる
- 虫歯を削った後に詰め物が適切にフィットしていない
などなど。
■顕微鏡治療とラバーダム
治療した(つもりになっていた)歯から虫歯が進行するというショックを受けた私は、
色々と治療法などを調べ始めました。
そこで知ったのが顕微鏡治療とラバーダム方式です。
顕微鏡治療はその名の通り、顕微鏡を用いて患部を拡大することで精度よく虫歯をけずることができます。
詰め物も、削った穴にぴったし詰めることができるので歯ブラシなどでの清掃性が高くなります。
こちらのサイトで顕微鏡治療について詳しく説明されています。
ラバーダムはゴムのシートで治療する歯を囲むことで、唾液が患部に侵入することを防ぎます。
こちらのサイトが分かりやすいです(少しショッキングな治療風景画像があるので注意)。
■虫歯体質の人ほど、根治と日ごろのケアを
一番良いのはそもそも虫歯にならないことです。
そのために、私は
- 丁寧なブラッシングと糸ようじによる歯間清掃
- 研磨剤入りの歯磨き粉を多用しない
- マウスウォッシュによる洗浄(コンクールFなど)
- 寝る前の重曹うがい(口内をアルカリ性よりにする)
などなどケアを行っています(あくまで素人意見ですので、これらの手法が有効とは限りませんが)。
そして、残念ながら虫歯になってしまい、適当な歯医者さんで治療してしまった歯については
顕微鏡治療を導入している歯科医で再度治療しなおしてもらっています。
どれだけケアしようとも、詰め物の裏側は清掃できないためです。
■美味しい食事を美味しくいただくために
食事を楽しむためには、健全な歯が必要です。
歯があるおかげで季節の食材の食感を味わうことができます。
沢山かむことで、より深い味わいを感じることができます。
もちろん、食べなければ生きていけないという大前提がありますが
人生に楽しみ・豊かさを与えてくれるという意味でも重要なのです。
永久歯は一度抜いてしまうと二度と生えてきません。
老後も、自分の歯で快適な食生活を送れるよう
自分の口内環境を振り返ってみてはいかがでしょうか。
=====
今日の学び
「
付け焼刃の治療は逆効果。裏で事態は悪化しているかもしれない。
やるならきっちりやる。
そして、そもそもなにより予防が大切。
」
Dari Kのチョコレートクリーム