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バラモンキング2015 の記憶その6 レーススタート

2014年12月末からトレーニングを開始し

することができました。

長崎五島に乗り込んでからの一連の流れを回想していきます。

(「ですます調」ではなく、「である、~だ」調で書きます)。

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関連投稿はコチラ↓

バラモンキング2015の記憶 その1 レースの概要

バラモンキング2015 の記憶その2 トライアスロンレース当日の食事や補給食について

バラモンキング2015 の記憶その3 トランジションバッグについて

バラモンキング2015 の記憶その4 強烈なメンバーたち

バラモンキング2015 の記憶その5 レーススタート前まで

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トライアスリートの朝は早い。3:00に起床し食事と準備を行う。

福江から、スイムスタート地点(富江)まではバスで30分弱。

4:45出発のバスに乗り込む。5:20頃に現地に到着。

数百のアスリートが続々とバスから降り、会場へと足を進める。

バイクセッティング

バイクラックへ向かい、ボトル・補給食バッグをセットし、タイヤに空気をいれる。

ホイールがまっすぐ回転しているかチェック。

サイコン(サイクルコンピュータ)で時速とケイデンスがちゃんと計測できるかを確認。

(センサーの位置がわずかでもずれると、信号をちゃんと拾ってくれないから)。

走行距離をリセットし、一番軽いギアにしておく。

空気圧は素人考えで下記3つの理由から、若干高めにセットした。

  1. 急なカーブが少ないから

前日のバイクコース下見では、注意すべきカーブは2か所だけで
他はほぼノーブレーキで曲がることができるとの見込みがあった。

とくに、トンネルの後の下り坂は全てノーブレーキ
(ちなみに注意すべきカーブ2か所には、安全のため畳が設置してある)。

初めてのコースの場合、先がどうなっているのか分からないため
ブレーキをかけざるを得ない。これは大きなロスだ。

この意味でも前日のコース下見がかなり有効だった。

2.雨が降らなさそうだから

この日の天気は曇り後晴れ。降水確率は10%だった。空気圧を上げるとスピードがあがる(転がり抵抗が小さくなる)が、

スリップしやすくなる(路面に対してグリップが弱くなる)。

雨で路面状況が悪化するようなら空気圧を落とすのが定石。
幸いこの日は雨を気にせずに済んだ。

3.アップダウンが多いから

アップダウンが多いので、楽に進むためには下りでいかにスピードのロスを小さくできるか、
下りの勢いでどこまで登れるか、という部分が重要になる。

前述したが、空気圧が低いと転がり抵抗が増えて(タイヤの変形にエネルギーが消費されて)
スピードだけで考えればロスになる。

ということで空気圧を高めにセット。

ウェットスーツ着用&ウォームアップ

ワセリンを首などにたっぷり塗って、ウェットスーツを着用。

サンダルを脱いでスイムバッグに放り込み、

バッグは会場スタッフの方に預ける。

6:30になり、ウォームアップのため海に入る。

まずはウェットスーツに水を入れて、着用位置を微修正。

特に、クロールで酷使する肩周りが窮屈にならないよう、

シワができる寸前まで生地を寄せておく。

水温は21℃。ちょっと冷たいけど気になるほどではない。

波が全くないのでヘッドアップ・息継ぎがしやすい。

元帥からの教えに従い、

ウォームアップ時に激しく泳ぎ、わざと一度心拍を上げておく。

パニック対策だ。一度心拍を上げておくと本番で何かあっても平常心を保つことができる。

スイムスタート (7:00)

時刻は6:50、あと10分でスタートだ。

一度自らあがり、ポセイ丼メンバで集合する。

円陣を組み、ザックの掛け声で気合をいれる。

時刻は6:55。

バラモンキングはフローティングスタート

(砂浜からではなく、海に浮いた状態からのスタート)

であるため、スタート地点まで泳ぎ始める。

スタート地点でプカプカ浮かびながらスタートを待つ。

「プォォォォォーーーーーーン!!」

トライアスロン独特のスタート音が鳴り響く。

一斉にスタートだ。

・・・苦しい。

選手が密集していて、周囲の選手の手足がぶつかってくる。

ヘッドアップしようにも、キックが激しい選手の立てる水しぶきで

思うように前を見ることができない。

かろうじて、5mほど先に元帥と羅王が並んで泳ぐ姿が目に入った。

2人はどんどん進んでいき、私との距離は開いていく。

暫くヘッドアップせずに、黙々と泳いでいたら

息継ぎの瞬間にライフセーバーからの「ひだり!!ひだり!!!」と叫ぶ声が聞こえる。

いつの間にか大きく右側にコースアウトしていたようだ。

右に曲がる癖が出てしまった。気を取り直して左を意識しながら泳ぐ。

500mを過ぎたあたりから、ブイを繋ぐロープが見えたためそれを視界に入れつつ進む。

こうすることでヘッドアップする労力を節約。

一週(1.9km)泳ぎ切り、一旦陸地に上がる。

エイドでお湯を一口含み、一息ついてから

再度海に突入。時間を確認する余裕はなかった。

2週目の500m付近から、周囲の選手にどんどん抜かれていくことに気付く。

どうやら疲労でペースダウンしているようだ。

スピードアップしようと力んでも余計遅くなるだけなので、のんびり行こう、とマイペースで泳ぎ続ける。

ワセリンを沢山塗っていたにもかかわらず、首筋がウェットスーツで擦れて痛み始める。

水中では

とかいろいろなことを考えていた。

ちなみに可愛いと予想してついていった選手は壮年の男性だった。

とにかくコースアウトだけしないよう、ヘッドアップで前方確認しながら進み、

なんとか2週目終了。

時計を持っていなかったのでその時の時間は分からなかったが、

レース後にリザルトを確認したら1時間33分だった。

第一トランジション(スイム→バイク)

ウェットスーツのまま小走りしてシャワーをさっと浴び

トランジションバッグを取りにラックに走るが、

既に7割くらいのトランジションバッグがなくなっていて

「あ、俺スイム遅かったんや!」と気付き、焦る。

焦りつつ、テントの中で着替え。

と、ここで大問題。海水で腕が湿っているので

アームカバーがうまくつけられない。

3、4分格闘して、ようやく装着完了。

太腿や顔に日焼け止めクリームを適当にたくさん塗って、

バイクラックに向かう。

バイクスタート

バイクにまたがって走り始め、サイコンの時計で時刻を確認する。時刻は8:48を指していた。

スイムアップが8:33のため、トランジションで15分以上使ったことになる\(^o^)/ナンテコッタイ!

まぁ、過ぎた時間は取り戻せないので、バイクをちょっと飛ばし気味で漕ぐ。

ポセイ丼のメンバとはレース開始後まだ誰とも遭遇していない。

・ザックは2週目に行ったのか、1週スキップして先にバイクに行ったのかな?

・元帥たちとはどのくらい15分以上は離されてそうだな

などと考えながら漕ぐ。

バイクライド中は補給ルールを定めていて

・30分毎にジェル(ボトルにパワージェルを詰めていた)を一袋分飲む

・60分毎に塩熱サプリ(補給食バッグに入れていた)を1粒かじる

ということにした。

バイクは6,7時間漕ぎ続けるので、途中で補給すること自体が面倒くさくなってしまうし忘れてしまう。

そのため、時間を決めて機械的に摂取することとした。

バイクスタートから30kmほど漕ぎ、周回コースに突入。

周回コース中にある折り返しに入った瞬間、仙人とすれ違う(下記画像の青○地点)。

速い。

(画像Sourceはhttp://gototri.com/。以下同様)

すれ違いざまに「みよっし!ナイスライドー!!!」と声をかけてもらい

「うぇぇぇぇい!!!」と手を上げて応える。

間もなく、羅王を発見!すれ違う瞬間に声をかけようと手をあげる

と思ったら、似たようなウェア(青とオレンジ)&ヘルメット(緑)の別人だった。

あげた手の処分に困り、取りあえず肩を回してごまかす。

そのすぐ後に羅王(今度は本物)とすれ違う。

軽く手で合図をして、ものすごいスピードで進んでいく。

その少し後にえぇ。。さん。

互いに「うぇぇぇぇい!」と叫びながらすれ違う。

折り返し地点のエイドに到着。補給は足りていたのでエイドスルーしようとしたら

見慣れたウェアが。元帥である。

しゃがみこんでバイクのセッティングを行っている。トラブルだろうか?

「元帥!大丈夫っすか?」と声をかけると

「あぁ、だいじょぶ」とかえってきたので「先に行ってます!」とスタートする。

すれ違った情報だけから考えるに、ポセイ丼の順位は

  1. 仙人
  2. 羅王
  3. えぇさん
  4. 元帥

だったようだ。

ザックとはまだ会えていない。バイクで先にいるのか、スイム2週目なのか?

コースでもっともアップダウンが激しいゾーンに差し掛かる。

下りのパートは畳ゾーン以外はノーブレーキで行きたかったが、

前を走る人がいたのでやむを得ずブレーキ。

前の選手がどんなライン取りをするかも不明だし、

何より自身のライドテクニックも未熟のため

下りで無理に追い越して接触するリスクをとる必要もない。

2つ目の畳ゾーン(下り急カーブ)を超えた時に、

右手の路肩に見慣れたウェアが。

羅王だ。

横に寝かせたバイクの隣に立ちすくんでいる。

マシントラブルだろうか?まさかクラッシュか?

声をかけようとスピードを落とそうとしたら羅王は手で大きくバツ印を作って合図してきた。

「パンクみたいな軽いトラブルではない。俺のことは置いていけ!」

と、合図の意味をくみ取り、ペダルを漕ぐ足に再び力を入れる。

えぇ。。さんも断腸の思いで羅王を抜いていったのだろう。

※と思っていたら、完全に合図の意味を完全にくみ取り違えていたらしい。

http://road-to-raoh.com/20150621/ の真ん中あたりにその件が。

ごめんなさいm(_ _)m

羅王スポットから暫くして、えぇ。。さんを眼中にとらえる。

登り坂なので中々追いつけない。暫くえぇさんの尻を眺めながら登る。

美尻&美脚である。

下りに差し掛かり、えぇさんがエイドのため減速したところでようやく追いつく。

「えぇさん!羅王は?!(どうしたの?)」と叫ぶと

「パンクらしい!」

と返ってきた。

パンクという復活可能な症状だったことという理由で安堵した。

でもそうすると、あのバツ印はなんだったんだろう?もしかして換えのチューブが無かったのか?

とか、色々考えながら暫く走る。

過ぎたことを考えてもしょうがない。まずは先頭を走る仙人に追いつくことだけを考える。

100km地点あたりからお尻と股がすこし痛み始める。

ワセリンを塗りなおしたいが、ワセリンは手元にはない。

しょうがないからライディングポジションをちょこちょこ変えながら進む。

結局、仙人と会えたのは1週目と同じ折り返し地点だった。

登りが苦しく、下を向いて漕いでいると

「みよっし!!ガンバーー!」

と、すれ違いざまに声をかけてくれたのだ。

一週目より2、3分は距離が縮まっている。

とはいえ仙人、速い。追いつける気がしない。

2週目の折り返し地点エイドで初めてバイクを降り、

トイレと補給を行う。

エアーサロンパスもあったので太もも裏に入念に振りかける。

補給がジェルばかりだったので固形のものも取りたいな、と

補給バックに忍ばせておいたボンクブレーカーを

食べてみた。

ベトベトしていてあまりおいしくないしアゴが疲れそうだったので

1/3だけかじって残りは捨てる。もう買わない。

5分くらい休憩しただろうか、再び自転車に跨り、走行開始。

スピードが上がるとともにエイドで振ったエアーサロンパスが効いてくる。

めちゃくちゃ気持ちいし気分転換になる。

途中、疲労が足にきており、登りでは

一番軽いギアでも立ちこぎでやっと回せるレベルだったが

気合でバイク周回コース終了。

ランのスタート地点である福江に向かって残り40km程度だ!

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編集後記

バイクのチェーン清掃など行いました。

レース前にもチェーンピカピカに磨いていたのですが、

さすがに180kmも走れば真っ黒になっています^^;

一部、ギアの入りも若干悪いので、ディレイラーの調整も

挑戦してみたいところ。

一日一新

中性洗剤でチェーン脱脂

551にポン酢

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