最近、金子みすゞ(wikipedia)の詩集を読み始めました。
普段は詩など読まないのですが
ふと手にした詩集の言葉が、すっと入ってくるのを感じ
それからは合間合間に読み進めています。
「星とたんぽぽ」が今のお気に入りの一つです。
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青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきにだァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
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この詩を読んで
自分の人生を見つめなおし、
一生を一日に喩えるならば
今の時分は昼の頃
晩に星が覗くよう
空を綺麗にみがきましょ、
と思ったのでした。
今は目に見えないものだけれども
死ぬ頃には形となって見えるものもあるだろう。
その為に自身を磨いていって
星を見失わないよう気を付けなければならないと。
自身を濁らせて 曇らせて
星も見えないようになってはおしまいだと。
これからも たまには詩を読んで
今まで生きるうちに忘れ去ってきた色々なこと
子どものときの感性
求められることに答える為のものではない
自発的な発想を
色々な言葉を知ることで
言葉に振り回される今でなく
言葉を知らないがゆえに
素直に感じる内面を
思い出させてもらおうと思うとともに、
詩人の言葉の操る能力を自身も身に着けたいとも
考えたのでした。
幼き頃の記憶の断片を探り、
どの様に感じたかを必死に思い出して
言葉にして書き出してみると
不思議と「そういえばあの時はこうだった、この時はあの様に感じた」と
連鎖的に呼び起される気がします。
そして学校の国語の授業で、詩を扱う理由が少しだけ分かった気がします。
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今日の学び
「江戸川コナンがうらやましい(小学校に、帰りたい。)」