普段から、何人かの人(自分を含めて)を見ていると
怒りの感情が表に出やすいパターンがあるな、
と気付きます。
その一つは「図星を突かれた」時。
ある人が「悪いなぁ、申し訳ないなぁ」と頭の中で考えている、感じているだろう状態で
その人が周囲から正論で責められると、瞬間的に怒りの感情が表面に表れることが
多いと思うのです。
そして、その正論からの責められ方に、皮肉の要素を感じると更にその傾向が強くなると
私は考えています。
例えば
1) A君は行うべきタスクを持っており、本人もそのタスクの事を自覚しています。
しかし、諸々の都合でそのタスクに取り掛かることができていません。
「取り掛からなければまずいなぁ…」と感じています。
2) B君が(良かれと思って、などの理由で)そのタスクを代わりに行います。
3) A君が「よし!タスクに取り掛かるぞ!」と思った時点で
B君が「取り掛かるの遅いから代わりにやっといたよ、肩こったわ~」の様なことを言った場合に
A君の心境として「(怒) なんでそんなこと言い方するんだよ、そもそも頼んでないよ」
と、言う様な流れが挙げられるでしょうか(B君の発言を分かりやすく誇張表現していますが)。
これは、親が子供に「宿題やったの??」と尋ねた時に「今やろうとしたんだよ!(怒)」という典型的パターンにも通じると思います。大人になっても変わらない部分は、誰しも少なからず持っていますよね(自身を内省しても、苦笑するしかありません)。
さて、A君とB君の例に戻ると
- B君は、A君が負い目に感じている部分を刺激しないように振る舞う
- A君は、B君から正論を言われたときに瞬間的に湧き起こる感情を
うまくコントロールする
方が良いと考えます。
自分自身を上記1,2のA君B君に当てはめて考えれば
1については、多少の気遣いでカバーができる気がしますが
2については、早急に対応できる策はなく、
外的な刺激に反射的に反応してしまう回路を
地道に作りかえる必要があるでしょうか。
その具体的な方法として
赤羽雄二さんの「 ゼロ秒思考 」や
今村暁さんの「 頭の雑音を掃除する「メモ化」 」
で挙げられている「メモ」という手法が有効だと考えます。
その時々に湧き起こった感情を、
自身に中に押しとどめるのでなく「紙」という媒体に書き流す
我慢せずに書き殴る ことで自身の感情を瞬時に客観視する能力を高めていく
そういった鍛錬が、必要ですね。
ディジタル時代の今に、あえて「手を動かして、紙とペンで書く」という動作が
人生の効率?(無駄な諍いを無くす、という意味で)を向上させるという皮肉を感じたのでした。
人生の効率?(無駄な諍いを無くす、という意味で)を向上させるという皮肉を感じたのでした。
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今日の学び
「自身をコントロールするために、自身を客観視する必要がある
そのために「メモ化」など、各々が、自身に対して有効な手法を見つけ、
実行し、習慣化する」