NOP

ITという武器 その前に

test

前回、武器を持てば自分の弱さが見えてくるという、内容で投稿しました。

今回はその続編です。

ITを武器と考える

パソコンやスマートフォンは「武器」である考えています。

別に、正義のソロバンを持ったトルネコよろしく、

キーボードでムカつくやつの頭たたきまくる、とかそういう物理的な意味じゃなくって、

自分の思考をシームレスに現実世界につなげるための有効なツールという意味で。

で、

木刀の場合は主に身体の使い方で良くない部分が増幅され、目に見えてくるのですが、

IT機器の場合は”思考の良くない部分”が増幅されます。

例えば、

Excelのマクロ機能などしっかり使いこなして業務効率改善し

顧客もハッピー、社会全てがハッピーになれる場合もあれば

作業の自動化など何も考えず、手作業と同じやりかたで

IT機器を使っってしまったり、

ネットサーフィンして、横道に逸れてムフムフしたり、

気付けば時間だけが過ぎていて、ということもありえます。

GS美神に出てくる横島君がパソコンを手にしたら、行く末は目に見えるでしょう。

私自身、プログラミングをすればするほど

「いかに自分が論理的思考ができていないか」

を理解できるし

世の中を賑わせているシステムを見れば

「いかに自分の発想がチープか」

ということに気付かされています。

IT機器自体は新しいものを生み出さない

などの言葉がはやっています。

これらのサービスのおかげで、スマートフォンから家電を操作したりと

今まで不可能だったことが可能となり、便利になりました。

しかし、これらのサービスやIT機器”自体”が新しいモノを創りだすということはありえません。

あたりまえですが新しいもの生み出すのは「人(の思考)」です。

まず「自由な発想」が存在します。IT機器はそれを現実化するためのツールでしかありません。

その意味でも「良い武器を持てば勝てる」という考えを捨て

「武器を使う側の自分」に焦点をあてましょう。

ITの流れに逆行して、

と、もっとアナログの体験を積み重ねた方が良いんじゃない?と考えています。

シリコンバレーにパソコンが無い学校があることや

スティーブジョブズが子供にIT機器を使わせなかったという

話に非常に共感しています。

参考:

2011年に亡くなったジョブスは、テクノロジーに関して本能的な才能があったが、親としてはローテクを貫き、子どもたちの電子機器の利用を厳しく制限すべきだと固く信じていた。

「私達は、子どもたちのテクノロジー機器の利用を制限しています。」と、ジョブスは2010年、我が子のハイテク機器利用時間が増えることを心配して語った。

現代の親なら百も承知だろうが、iPhoneやiPadは子ども達にとって非常に魅力的だ。これら手のひらサイズの機器は最先端のおもちゃである。長い休暇、長いドライブの間などの親が忙しい時に、親の代わりとなって、子どもたちを喜ばせ、気晴らしをさせ、静かにさせてくれる。

しかし、こうした超便利な助っ人に感謝する前に、それらの機器が子どもたちに及ぼす潜在的な害について心配すべきなのではないか?

スティーブ・ジョブズはそう考えていた。今週発表されたニューヨーク・タイムズの記事で、ジャーナリストのニックビルトンは、ジョブスに彼の子どもがどのくらいiPadに夢中なのかを聞いた時の返事に驚いたことを回顧する。「子どもたちは、(iPadを)まだ使ったことがないのです。私は子どもたちのハイテク利用を制限しています。」


「私はあっけにとられ、開いた口がふさがりませんでした。ジョブスの家ともなればハイテクオタクの天国のような場所を想像していたからです。壁は巨大なタッチパネルで、食卓にはiPadが埋め込まれていて、お客さんにはチョコレートのようにiPodがプレゼントされるような。 『いいや、それとは程遠いね』とジョブスは答えたのです。」

まとめ

前回の木刀の話とIT機器の話を重ねてみました。

木刀を振れば、重心のズレ、体のブレに気付くことができます。

IT機器についても同様に、

その使い方を観察すれば自分の思考のブレに気付くことができるはずです

(条件反射的に携帯を取り出し、したくもないゲームしちゃったり,ムフフな動画ばかり見ちゃったり)。

木刀しかり、IT機器しかり、優れた武器に頼ることなく

武器を使いこなせる自分を作っていきましょう。

自戒の念を込めて。

今日の学び

【自身(体・思考)にフォーカスする】

=====

編集後記:

花散らしの雨で、さくらの花が大打撃。

通勤ルートにピンクのじゅうたんが敷かれています。

一日一新(一日にひとつ新しいことを行う):

・一本満足バー チョコタルト味

・ママチャリでTKペダリング