Windows8.1搭載の64bit低スペックノートPCを購入したけど、
Excel2013の動作がやたらと重い(遅い)。
こんなとき、簡単な操作で症状が改善するかもしれないよ、という話です。
目次
背景:HP Stream11を買ったはいいものの・・・
先日HPのStream11という2万円台の格安ノートPCを購入しました。
インプレッションは下記投稿で簡単にまとめています。
さて、Stream11は格安PCであるため下記の通りスペックは高くありません。
CPU | インテル Celeron N2840 (2.16GHz-2.58GHz, L2キャッシュ 1MB) |
メモリー | 2GB、 1333MHz,DDR3L SDRAM |
ストレージ | 32GB (eMMC) |
ディスプレイ | 11.6インチワイドHD非光沢・ディスプレイ (1366×768/最大1677万色) |
OS | Windows 8.1 Update (64bit) |
Excelなどのオフィスソフトもプリインストールされていないため、
自分で購入してインストールする必要があります。
今回Excel2013をインストールしたのですが、
最近動作が重い重い。とあるセルに数値を入力しようとしたら、2秒ほど反応しないことさえありました。
この遅延は致命的です。
やはりスペックが低すぎたのか・・・?
と思いましたが、そんなに巨大なファイルを開いているわけでもありません(2MB程度)。
スペック不足以外の理由がありそうです。
Excel15.xlbファイルを削除or リネームするだけ
Excel15.xlbファイルをリネームすることでExcel2013の動作が遅い問題は解決しました。
Excel15.xlbファイルは下記フォルダの内部に存在します。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\
※(ユーザー名)にはユーザーアカウント名が入ります(下記画像の”masa”に該当)。
いきなり削除することに不安があるので、Excel15.xlbの名前を適当に変更します。
ぼくの場合は下記画像の通りExcel15_20150627_backup.xlbとリネームしました。
そのあと、Excelで新規ブックを開くと、勝手にExcel15.xlbが作成されます。
この時点でのフォルダの中身はこんな感じ↓
これだけでExcelの動作が非常に快適になります。
リネームしたファイルりExcel15_20150627_backup.xlbは削除してしまってかまいません。
スペックを疑うまえに設定を疑うべきでした。
xlbファイルはExcelのメニューバーやツールバーに関する情報が格納されており、
Excel起動時に読み込まれます。
もしxlbファイルが破損している場合などに、動作が異常に遅くなるなどの問題が起こりうるのです。
おまけ:Excel2013のぬめっとしたカーソル移動アニメーションをやめるには
おまけですが、Excel2013になってから、カーソルを移動する際にアニメーションが適用され、
ぬめっと、スライドするように移動する仕様となりました。
個人的にはこのぬめっとした移動が気持ち悪く、
また、こんなアニメーションにマシンパワーを割くくらいなら計算処理を頑張ってほしいと思ったためアニメーションを停止しています。
雀の涙程度の効果でしょうが、気持ち悪さはなくなりました。
アニメーション停止は下記の方法で設定可能です。
- マイコンピュータを右クリック
- コンテキストメニューから「プロパティ」を選択
- 左側の「システムの詳細設定」をクリック
- パフォーマンスのところにある「設定」をクリック
- パフォーマンスオプションというウィンドウが開くので、
「パフォーマンスを優先する」や「カスタム」を設定して自分に必要な要素だけチェックを入れます。冒頭で述べた、Excelのぬめっとしたカーソルアニメーションを止めるためには、
「Windows 内のアニメーションコントロールと要素」のチェックが外れた状態にしてやることが必要です。
※下記投稿の内容と同じです。
まとめ
Windows8.1の低スペックマシンでExcel2013の動作が遅いとき、
Excel15.xlbを再構築することで症状が改善する可能性があります。
スペックを疑う前に、一度トライしてみてください。
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編集後記
最近21頃から24時頃までうたたねして(畳の上で、寒さに耐えながら)
3時ぐらいまで起きて、3時から6時まで寝る、というような生活を送ってしまっておりました。
体の疲労が全く抜けないのでいい加減、ちゃんとした睡眠をとろうと思います。。。
一日一新
ひじ極め(合気道で初めてやった技)